1)
住む場所を探す
イギリスで暮らすにあたり、まずは住む場所を探さなければならない。企業からの赴任の場合は既に住居の用意があるのが普通だが、留学などの場合は、学校にホームステイや寮の依頼などを自分で手配する必要がある。
UKInfoスタッフの周りの友人に聞いてみると、学生の場合、日本出国前にとりあえずホームステイや、寮を手配する場合が多い。また、一時的な宿ということで、ホテルや、マンスリー/ウィークリーフラットを予約しておいて、落ち着いて周囲の環境が分かった頃に、現地の新聞、インターネット、情報誌などで、フラットシェアや、ステュディオフラットなどをRentする人が多いようだ。
賃貸物件の場合、大きく分けて「Furnished(家具付き)」と「Unfurnished(家具なし)」がある。学生が借りるシェア物件などはほとんどが、Furnishedになっている。ちなみに、UKInfoのスタッフが、物件探しをした際、大家さんにお願いして、Unfurnishedの家をFurnishedにしてもらったことがあり、大家さんや不動産によっては相談に応じてくれることがある。
@ネットでフラットを探す Yourstay.com(English)
ロンドンのFurnished物件。2ベッドルーム以上、デイリーとウィークリーレートなので、家族や友人同士で一時的な宿を探している人向き。360℃回転する写真で、Kitchen、Bed
roomなどをVirtual Tourすることができる。ウィークリーレートだと、月額賃貸より割高なので、Temporary(一時的)な宿として、又はホリデーでロンドンに旅行に行くときなどに使えるサイト。
Aロンドンにある日本の不動産に相談する
THE
BIG FAMILY Able
Real Estate(UK) Ltd. 株式会社ジャパンサービス
ロンドン‐東京プロパティーサービス
B現地情報誌や新聞で探す
新聞や、情報誌(Lootなど)でFlat(Apartment)
to let/Flat to rent(賃貸物件), Flat to share(シェアドハウス),
Studio for rent(ワンルーム賃貸)などと言ったタイトルで、物件情報が載っている。ロンドンなら、日本人がよく行くジャパンセンターや日本食レストランやスーパーなどの掲示板で情報収集も可能。また、日本語の毎週木曜発行の週間情報誌「英国ニュースダイジェスト」のクラシファイド(Property)でも情報収集が可能。「英国ニュースダイジェスト」は、2005年8月30日よりe-bookも登場、ネット上でも見ることができ日本出国前にチェックもできて大変便利。
2) 在留届
海外に3ヶ月以上滞在する場合、旅券法16条により、届出をすることが義務づけられている。大使館、各領事館の窓口や在英日本国大使館HPから入手し窓口に行くか郵送又はFaxで提出する。在留届の提出は、強制ではないが、万一の事故の援助、各種書類の申請時、子女に対する教科書給付などを受けることができるので、やっておいたほうがよい。
3) 英国の銀行で口座を開設する
学生は税金が免除されるなど、Student Planを設けている銀行があるので、Student
packageを選ぶと良い。大学の場合、構内に銀行の支店があるのでそこで開ける。入学時の最初のオリエンテーション時に銀行が来て、口座開設をして欲しいとアピールするところもある。
学生以外は、通常、街中の銀行へ出向くかインターネットで口座を開設する。イギリスでメジャーな銀行には、Barclays,
HSBC,
Lloyds
TSB, NatWest,
Building Society(住宅金融組合)だったAbbeyやHalifaxも組織再編などで銀行としての役割が強くなった。
また、Internet Bankingとしては、Smile,
First
Directなどがある。現地で口座を開かず、日本の銀行カード(CirrusやPlus)を使ってイギリスのATMでお金を下ろす事も可能だが、引き出す際に手数料を取られるので、長期滞在者は口座を作ってしまった方がよい。
口座を開くにあたり、「口座開設申込書(銀行でもらう)」、「パスポートや学生証などの身分証明書」、「在勤証明書」、「公共料金の請求書など住所を証明できるもの」などの提出が必要。キャッシュカードにはCreditやDebit
Card機能がついている。またCheque Book(小切手)ももらえる。Cheque
Bookは家賃を払ったり、ショッピングなどでも使えるのでとても便利。
4) 公的医療機関(NHS)への登録
イギリスに長期滞在者/移住者は、NHS(National Health Services)と言われるイギリスの公的医療制度を受けることができる。NHSは、処方箋と薬代は患者負担だが、発熱、腹痛、風邪などの内科処置と、歯科を無料で診断してくれる制度。学生の場合は、6ヶ月以上滞在で週15時間以上授業に出席するFull
time studentなら加入ができる。NHSに加入するにはイギリス到着後、近くのGP(General
Practice)に行きRegister(登録)する。どこにGPがいるかは、大学や、近くのポストオフィスなどで、リストをもらい調べることができる。NHSのサイトでも検索が可能。6ヶ月以内の短期滞在者は、一定の負担金を支払うことにより、NHSに加入できるが、Registerなどいろいろ大変なので、海外旅行保険に入っておいた方が無難。(但し、短期滞在者も急病や事故など緊急の場合は、無料でNHSの処置を受けることができる。)
イギリスに滞在するための、暮らしに役立つHP(日本語サイト)
英国ニュースダイジェスト:
週刊日本語情報誌。日本と英国の最新ニュース、イベント、クラシファイド、英国テレビガイドなど情報が盛り沢山
朝日新聞インターナショナル:
クラシファイドの「フラットシェア募集」、「売ります」、「買います」など日本語で読めるので便利
イギリスに滞在するための、暮らしに役立つHP(英語サイト)
Yell.com イギリスのイエローページ
Scoot イギリスのビジネスファインダー
Loot.com イギリスのクラシファイド(「売ります」、「買います」、「求人広告」など)
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