また、就職を希望する生徒もすぐに会社へ勤め始めるのではなくCollege of
Further Educationと呼ばれる（日本で言うところの高等専門学校）教育機関に進学し、就職に直結する専門コースで学びます。コースの種類は実に多様で、ビジネス、IT、トラベル、アート＆デザイン、ケータリング、フラワーアレンジメント、庭園デザイン、音楽、映画製作、農業関係など様々です。その上、フルタイム・パートタイムと選択が可能で、社会人も多く学んでいます。また、CollegeではGESEやA
Levelを取得することも出来るので、Collegeを経て大学へ進学する生徒も少なくありません。
そして、義務教育が終了後GCSE
(General Certificate of Secondary Education) という統一試験を受けます。日本でも同様に、義務教育後の進路として就職するか進学するかを決めるわけですが、大学（Higher
Education）に進学を希望する場合、多くは6th Formという2年間のコースへ進みます。いわゆる大学進学コースのようなものです。ここでは大学で専攻したい科目の関連分野（3科目）について専門的に学び、2年後の18歳で履修した科目のGCE-A
Level (General Certificate Education
- Advanced Level) という統一試験を受けA Levelを取得します。このように、日本と違い入学前に専門知識を身に付けている為、大学に入学後は日本で言う一般教養などの教科は無く、すぐに専攻科目を履修する事が出来るのです。3年間で卒業できるのもその為でしょう。大学受験は日本のように入学試験はなく、A
Levelの結果や学校からの推薦状、エッセーなどで大学側が判断し、合否が決まります。
