イギリスの郊外で車を運転
ロンドンなどのように、地下鉄の発達した都市ならともかく、 イギリスの郊外では車が必須。長期間滞在するなら、車を運転できるようにしておきたいところだ。ここでは、イギリスでの車の運転について、簡単に説明しよう。
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出発前に
日本の運転免許を持っていれば、イギリスでも車を運転することが出来る。 出国前に、国際運転免許証を取得しておこう。国際運転免許証は、住所地の公安委員会に申請して取得する。
必要なものは
1)国外免許証交付申請書
2)外国に渡航することを証明する書類
3)現に受けている免許証(提示)
4)免許証用写真1枚
※ 申請前6か月以内に撮影した無帽、正面、無背景で、胸から上が写っているもの。大きさ5.0×4.0センチ。
写真は申請所で撮影してもらえることもある。取得に当たって、特に講習などを受ける必要はない。有効期間は発行から1年間。詳細は各都道府県警察の運転免許センター等に問い合わせよう。
イギリスの車
いろんな国のメーカーの車が走っていて、日本車も多い。今回の渡英で私が乗っていたのは、ホンダのシビック。イギリスではマニュアル車が多いが、私のはオートマだった。
イギリスの車は日本車と同じ、右ハンドル。道路も日本と同じ左側通行なので、日本人にとってはありがたい。ただし、ウインカーとワイパーが逆である。
これには最初戸惑った。何回ウィンカーを出そうとして、ワイパーをシャカシャカさせたことか。ちなみにメーター表示は、Km/hではなく、マイルである。1マイルは約1.6Km。
Miles |
Kilometers |
10 |
・・・ |
16.09 |
20 |
・・・ |
32.19 |
30 |
・・・ |
48.28 |
40 |
・・・ |
64.37 |
50 |
・・・ |
80.45 |
60 |
・・・ |
96.54 |
70 |
・・・ |
112.63 |
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道路
みんな結構飛ばす。日本の感覚で走っていると、流れからは少し遅れるかもしれない。
イギリスの道路には信号機が少ない。そこら中に信号のある日本とは大違い。 私がいたのは郊外だったので、ロンドンなどはまた事情がことなると思う。
イギリスの道路を走る上で、日本と最も異なるのは、ラウンドアバウト(Roundabout)とか、アイランド(Island)と呼ばれる、サークル状の交差点だ。これはルールを教えてもらっても、コツを飲み込むのに少々時間がかかった。写真では分りづらいが、上から見るとラウンドアバウトはこんな感じだ。
ラウンドアバウトは、右回りで、右から来る車が優先。なので、車が多いときは、なかなかラウンドアバウトに入れない。右からの車が途切れたタイミングを見計らって、ラウンドアバウトに入る。
ラウンドアバウトの中を他の車が走っているときは必ず手前で一時停止しよう。その時は、自分の行きたい道によって、右か左に寄る必要がある。
この図だと、1の道に行きたい場合は、あらかじめ左に寄っておく。2の道に行きたいときは、右側に寄っておき、右折のウインカーを出しておこう。自分がラウンドアバウトから出る手前で、左折のウインカーを出そう。
ちなみに、うまく出られないときもあるので、そんなときは中をぐるぐる回っていよう。
また、道を間違えたときも、ラウンドバウトを利用すれば、ぐるっと回って引き返せるので簡単だ。ラウンドアバウトには大小様々あり、大きなラウンドアバウトになると交差している道も多く、真中にパブまであったりする。
※ちなみにイギリスは左側走行のため右回りだが、右側走行の国のラウンドアバウトは左回り。 |
標識
日本と同じマークの標識が多い。日本と違うものも、大体見ればわかると思う。
気をつけなければいけないのは、速度規制とカメラのマークのセット。
これはそのまんまの意味で、表示されている以上のスピードを出すと、カメラにとられていっかんの終わりだ。結構シビアに取り締まられる。
たまに標識だけで、カメラの無い場合もあるが、このマークがあるときは、表示された速度に抑えておくのが無難だ。街中に入ると、このマークが多い。
ちなみに下のマークが出てきたら、速度規制はおしまい。通常の法定速度までスピードを上げよう。
(1車線は60マイル、2車線は70マイル)
緑の標識は、道案内。
黄色い文字は道路の名前で、青で囲まれているのはモーターウェイ(高速道路)。
Mから始まっている。
ちなみに、イギリスのモーターウェイはほぼ無料。ロンドンからバーミンガムまで走ったって、無料。うらやましい。
ガソリンスタンド
イギリスではガソリンをペトロと呼ぶ。日本よりも高く、リッター200円とか。
セルフサービスで給油する。 その他
運転中に飲食はなるべく避けよう。意地悪なおまわりさんに見つかると、つかまってしまう。シートベルトや、携帯電話の取り締まりもあるので、注意しよう。
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