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Cannock Chase Tour

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乗馬体験

乗馬 日本人にはあまり馴染みのないCannock Chaseだが、自然大好き人間には飽きる事のない貴重な場所だ。Cannock Chase Trekking Centre で今回は乗馬にチャレンジ。

イギリスの貴族にでもなった優雅な気分で乗馬を体験することにした。11月中旬と言えばイギリスは日本よりめっきり寒い。

天候もはっきりしない灰色の空の下、雨交じりの朝となったが、“雨にも負けず!”の不屈の日本人精神でいざトレッキングセンターへ車を走らせる。生まれて初めての乗馬、期待で心震わせながらも実は内心ビクビク。取り敢えず1時間コースを予約しておいた。
センターに着き、まず最初に自分の頭のサイズに合う乗馬用ヘルメット(重い!)を選んでもらう。次に自分の背丈に合う馬探し。

小さい日本人・・・“もしかしてポニー?”と不安を募らせていたが、良かった、ちゃんとした馬だった。

馬の名前はGeorge
一緒にコースに参加した10歳位のイギリス人の女の子はポニーの背の上でも燐として静かに待っていた。
私たちは足台を借りてどうにか馬の背にまたがった状態。

馬に乗る前にインストラクターから「この馬の名前はGeorgeよ。」と言われて吹き出した。
何と以前の上司の名前と同じだった。

体格の良いイギリス男性が乗る馬は巨大だ。
歴史上の戦闘馬とはこんな大きな馬だったのかと思い廻らした。

「初めての乗馬だから。」と念を押しておいたのに、大した乗馬の手ほどきと言ったものもなくいざ出発。
どうやら馬はすでにコースになれているので誰が背に乗っても前の馬の後にしっかりついて行くようだ。

Ranchを出て森の方へインストラクターを先頭に一列に進んで行く。
寒さで手がかじかむ中、馬から落ちては大変と手綱をしっかり握り締めた。
馬の背に座ることにどうにか慣れ始めた頃には森の中を歩いていた。
風景を満喫している余裕など全くない。

Sun-day、Mon-day ?
「さあ、次は早足よ。Sun-day、Mon-day、Tues-dayのリズムでペダルに足を乗せて!」とインストラクター。「えっ、なあに?」と思ったら、先頭の馬をリードしている人が早足を始めた。それに習って次々と後に続く馬が同じ様に早足。

Sun-day、Mon-dayのリズムを取るのは一苦労。馬の背の上で開ききった脚には力はもう入らない。ペダルにのせている足に力をいれて自分の腰を持ち上げるのなんて無理。心の中でSun-day、Mon-dayと呟きながら必死で脚に力を入れた。

コツを掴んだと喜びあふれ、やっとの事で前の馬に乗っている友人を見上げると、馬の背中でピョンピョンとお尻が弾んでいる。 それも体が左右に揺れて今にも落ちそう。あまりにもこっけいな友人の姿に声高らかに笑ってしまった。私の笑い声に挑発されたか四苦八苦している友人も大笑い。2人だけで爆笑。

他のイギリス人参加者達はクールに乗馬を楽しんでいるのに私達日本人2人のうるさい事。こんなところでも国民性が出るのかと一瞬ヒヤリ。寒くてかじかんでいた手もいつの間にか汗をかいていた。1時間あっという間に過ぎていた。

Ranchに戻り馬から降りた脚はまるで感覚がない。 乗馬を終えての感想は"優雅な気分で乗馬"には程遠いが、気持ち良い!次回は2時間コースに挑戦だ。翌日は泣きたくなる程背中が痛かったが、It’s worth doing it!
イギリスに行ったら、ぜひ乗馬体験をしてみては。

Cannock Chase Trekking Centreでの乗馬は事前に電話予約が必要。
《Tel》 +44 (0)1785 711177


July 2005 Mizzy

  Cannock Chase Tour(カノックチェイス)
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2)乗馬体験



 
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