ダーウィンの家 Down
House
誰でもダーウィン(Charles Robert Darwin)、ビーグル号とガラパゴス諸島、そして『種の起源』という名を1度は耳にしたことはあると思うが(小中学校で教わったよね)、ダーウィンがイギリス人という事実を知っている人は少ないのではないだろうか。
私もロンドンへ旅行に行った際、友人家族がダーウィンの家に連れて行ってくれるまでこの事実を知らなかった。ダーウィンの家(英語ではDown
House)はロンドンから南に26km程行ったDowne村にあり、今では一般公館されて入館料を払えば家の中を見て回ることができる。
私たちはロンドンからバスで行ったが、バスから眺めた8月の美しい緑あふれる田舎の風景は素敵だった。バスから降りたら何件かのパブと教会があって、着いたのがお昼時だったのでビールとfish&chipsをみんなでパブに行って食べた。そのパブがまさに映画のスクリーンに出てきそうな古き良きイギリスのパブだったので、時間をかけてブランチを楽しんだ。
その後、ほろ酔い気分で15分くらい歩いてダーウィンの家へ向かったが、その途中には庭付きの超高級住宅が何件かあったり、珍しい花や草木などが道端に生い茂って友人のお母さんに名前を聞いてみたりなど、なかなか楽しい道中であった。
このDown Houseはダーウィンが1842年から亡くなるまでの40年間ほどを、家族と共に過ごした家である。(ちなみに彼の奥様は陶器で有名なウエッジウッド家出身)そしてあの進化論で有名なダーウィンの代表的著作『種の起源』もこの家で書かれたのである。
この家はダーウィンが生活していた当時の様子が再現されており、特に書斎は今でも彼が執筆しているかのような雰囲気が漂っていた。他には立派なビリヤード部屋、まさしくイギリスアンティーク!と思わせる素敵な家具がある応接室、廊下、ダイニングルーム等も見て回ることができる。
ダーウィンの研究についてパネル展示さている部屋もあり、じっくり見て回るには結構時間が必要であった。当たり前だが全て英語で、読んで理解するのは大変だったが、巨大貝の化石や進化論を簡単に説明したイラスト尽きのパネルなどあり、なかなか面白かった。
ちなみに見学の際は解説テープを有料で借りることができる。各部屋ごとの説明、部屋の調度品、装飾絵画、部屋の内装について詳しく説明を聞くことができるらしい。(日本語版もあり)
家の中を見終わったら、ダーウィンが散歩を楽しんだ庭を、進化論について話ながらみんなで散歩した。庭は広いにも関わらず綺麗に隅々まで手入れされており、温室にあった見たこともない花や植物も興味深かった。おそらくあれはイギリスのものではなく、熱帯地方のものだと思うが。
さて、このページを読んで下さっている方が、もっとダーウィンの家に行きたくなるようにダーウィンとダーウィニズムについて簡単に説明しよう。
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種の起源
1)ダーウィンの家
2)チャールズ・ロバート・ダーウィン
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