ウェッジウッドビジターセンター
イギリスを訪ねるならば、イギリスを代表する陶器メーカーで約250年もの歴史を誇るウェッジウッドのビジターセンターに足を運んでみてはいかがだろうか?
ハロッズや空港などでお気に入りのウェッジウッド製品を買うだけではなく、どの様な環境で、どの様な人達が、どの様な手法で製品を作り上げているのかを見学できれば、さらにウェッジウッド製品を深く理解し楽しむ事が出来るのではないだろうか?
ビジターセンターはバーミンガムから北へ約2時間ほど車を走らせたStoke-on-TrentのBarlastonという街にある。
交通の便はあまり良くないので、バーミンガムあたりでレンタカーを借りて一日がかりでのんびりとイギリスの田園風景を満喫しながら訪れるのがおすすめ。
ビジターセンターの受付で入場券を購入。
ウェブサイト上でもオンラインチケット購入が可能で若干の割引あり。
実際に製品を作っている工場見学なので製品が出来上がるまでのそれぞれの過程を自分の目で確かめ、知る事が出来る。
思いの外手作業
各セクションにはボードが立てられており、ボードにそのセクションで実施されている工程の説明が日本語でも記されている。
工員が自分のCDプレーヤーを職場に持ってきて思い思いの音楽を楽しみながら仕事をしているセクションもあれば、熟練職人が他の職人に事細かに仕事を教えている場面にも出くわす。
全てベルトコンベア−式に機械作業に大きく依存しているのだろうと憶測していたが、思いの外手作業に頼る事が多いようだ。
例えば機械が型取ったプレートでも職人が一つ一つ手にとって見て出来を判断している。
絵柄付けには何通りかの方法があるようだが話によると何年も訓練を受けた職人がシールのようになった模様や柄を1mmの狂いも無く貼っていく集中力の要る細かい手作業だ。
他に絵筆で色を付けていく製品も見受けられた。
絵付けにトライ
製品の焼き方も釜で焼く方法もあれば、直接火が燃えているトンネルのような所に陶器が通る事によって焼く方法もあるようだ。
自分達は工場見学という、言わば観光で気分が浮かれてしまうかも知れないが、工場の中では日常火を使っており安全性への配慮を怠らず職人が熱心に仕事をしているという事を念頭に入れて置くべきだろう。
工場見学の後は実際に職人の人と話したり、指導を受けながら絵付けなどの体験も出来るコーナーがあるのでトライする価値あり。
隣接してウェッジウッドショップもあるので、覗いて見ると良い。
工場見学をした後だけに製品への理解や愛着が出てきてついつい買ってしまう。
実はこのビジターセンターから車で約10分の場所にウェッジウッドのアウトレットショップもある。
ビジターセンターの職員達もアウトレットショップへのアクセスを聞くと教えてくれるので、お目当ての品をビジターセンター内のショップで購入した後はアウトレットに向かうのも良いだろう。
ウェッジウッド ビジターセンター
《By car》 コラムで紹介したように、レンタカーを借り車でのアクセスが簡単なのでおすすめ。
《By train》 ロンドンEuston駅よBarlaston駅まで鉄道で約2時間30分。
《住所》 The Wedgwood Visitor CentreBarlaston, Stoke-on-Trent
ST12 9ES
《Tel》 +44 (0)1782 282986
《開館》 月〜金 : 9:00-17:00、土・日 : 10:00-17:00
《料金》 大人 £9.25 シニア、学生、子供 £7.25
June 2005 Mizzy
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