UKInfoのスタッフの中でも話題沸騰中の 「銀河ヒッチハイク・ガイド」
(原題The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)がいよいよ日本でも公開になります。今回も一足お先に、UKInfoスタッフが試写会に行ってまいりました。試写会でもげらげら笑いが巻き起こり大盛り上がりでした。
登場人物も、平凡イギリス人アーサー役に、BBCの人気TVシットコム『The Office(01)』、『
Ali G - Indahouse(02) 』、『Love Actually(03) 』で有名になったイギリス人俳優Martin
Freeman、アーサーの親友で実は宇宙人のフォード役にアメリカのヒップホップミュージシャンMos
Def、好奇心旺盛な不思議美女トリリアンことトリシア役には、『あの頃ペニー・レインと(00)』のZooey
Deschanel、おばかな銀河系大統領ゼイフォードに、『グリーンマイル(99)』や『チャーリーズ・エンジェル(00)』のSam
Rockwell、カルト教伝道士のこれまた怪しい宇宙人ハーマ・カーヴラ役は『マルコヴィッチの穴』の演技派John
Malkovich、いつもため息ばかりついているうつ病のロボットマーヴィンの声は、『Love
Actually(03)』や、『ハリー・ポッター(01-05)』のスネイプ教授役のAlan
Rickmanなどなど個性派役者が勢ぞろい!
『The
Hitchhiker's Guide to the Galaxy』マニアとしては、「待ってました!」と言わんばかりのこの映画。実は、映画化までには長い道のりがあった。
『The Hitchhiker's Guide to the Galaxy』は、ケンブリッジ大学出身の鬼才ダグラス・アダムスが、1970年代にイギリスBBCの依頼を受け、6回シリーズのラジオドラマを書き上げたのがきっかけ。このラジオ方法は宣伝もないままの放送だったにもかかわらず瞬く間に人気番組となった。その後、1979年に小説の出版、1981年には、テレビドラマシリーズ化。小説もテレビドラマも大成功で、その後、小説は世界20カ国以上で翻訳されている。映画化の話は以前からあり、モンティ・パイソンのメンバーの一人、テリー・ギリアムやテリー・ジョーンズが監督候補にも挙がっていたが、映画化には至らず、今回ようやくガース・ジェニングズ(Garth
Jennings)の手により実現した。ダグラス・アダムスは、この映画化実現に向け、脚本を執筆直後の2001年5月に心臓発作により49歳の若さで亡くなり、本作が遺稿となった。
この『The
Hitchhiker's Guide to the Galaxy』のファンとしては、サー・ポール・マッカートニー、ジョージ・ルーカス、エルビス・コステロ、レディオヘッドなど大物の名前がずらりと並んでいる。また、いまやインターネットの無料翻訳ソフトとして有名なアルタビスタのバベルフィッシュも実はこの作品の登場キャラクターの一つなど、ゆかりのあるキャラクターの存在も忘れてはならない!