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トリノ五輪 (第20回オリンピック冬季競技大会)2/10-26
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トリノ五輪 (第20回オリンピック冬季競技大会)2/10-26
TURIN 2006(TORINO 2006) XXth Olympic Winter Games
いよいよイタリア・トリノにて第20回オリンピック冬季競技大会が開催される。イギリスからも日本からもメダル候補の選手がトリノオリンピックメダリストを目指し、着々と準備を進めている。日本選手団は男子60人、女子53人の計113選手。毎日のようにニュースで取り上げられ、注目を高めている。一方イギリスでは1月下旬まで決まらない競技もある。2月10日からだとういうのにぎりぎりまで決まらないというのは国民性?それともこれが普通なのだろうか?ちなみに今年のトリノ五輪は85カ国が参加予定だ。
実はイギリスでは冬のスポーツにはそんなに力を入れていないらしい。それもそのはず、イギリスは「年間を通して天候が不安定で寒い」というイメージが強いが、山がほとんどないためスキーのような冬のスポーツができるような高い山が少ないのだ。しかしオリンピック競技のほとんどはヨーロッパ発祥のスポーツばかり。なのになぜイギリスでは盛り上がらないのだろうか・・?ちなみに2012年夏季オリンピック開催地はイギリスのロンドンと決定され、イギリス人は狂ったように大喜び。イギリスでオリンピックが開催されるのは、1948年以来実に64年ぶりとなる。
さて、第19回アメリカ・ソルトレーク大会(2002年)では、日本代表はメダルこそは銀・銅各1個に留まったが、4位〜8位までの入賞者は25人と、第18回の長野五輪(98年)の23人を上回っている。今年も、さまざまな競技で日本人選手の活躍が期待できそう! がんばれニッポン!(そしてイギリスも!)
それでは、オリンピックやトリノにまつわる話、チケット入手について、それから日英の注目選手をお教えしよう。
記念硬貨
トリノオリンピックの記念コインの予約受付が23日より全国の都銀、地銀で始まる。開催国イタリアの発行で、イタリア国立造幣局が鋳造した。「エマヌエーレ公の騎馬像」など、トリノの四つの歴史的建造物をデザインした50ユーロ金貨1枚と20ユーロ金貨3枚のセットが27万3000円で、「アルペンスキー」など競技種目をデザインした10ユーロ銀貨3枚と5ユーロ銀貨3枚のセットが6万3000円で販売される。金貨は2000セット、銀貨は2500セットの限定販売。問い合わせは、泰星コイン(電)03・3297・8228へ ご予約はお早めに!
チケット
トリノ五輪の開幕まで1ヶ月を切ったが、チケットの販売は依然低調だ。AFP通信などによると、チケット総数約100万枚のうち、現在、売れているのは約58万5000枚。同じ1か月前時点では1998年の長野五輪で約89%、2000年のソルトレーク五輪では約95%が売れていた。地元イタリアでも人気の高いフィギュアスケートは約76%、アルペンスキーは約72%と売れ行き好調だが、リュージュ、スケルトンは約21%にとどまっている。昨年12月に国内で聖火リレーが始まったが、昨年11月時点の54万枚から大きな伸びを見せていない。原因として三つの理由が考えられる。一つ目は、最大のマーケットである国内での不振。南北に長いイタリアで、冬季スポーツに関心が高いのは、北の地域に限られている。実際、国内で売れた約20万枚のほとんどが、トリノやミラノを中心とする北部の豊かな地域に集中している。温暖な南部はスキーなどと縁遠いうえ、購買力も高くない。トリノ冬季五輪組織委員会(TOROC)の財政難も影響している。大々的な広告、宣伝費をかけられずPR不足は明らかだ。そして、国民性も関係ありそう。クリスティリン組織委員会副会長はイタリア人について、「直前にならないと盛り上がらない」と形容する。1か月も先の五輪のことなど、まだ眼中にないというのが、イタリア流らしい。
雪不足?!
トリノではなんと雪不足のため、人工降雪機が使われているらしい。しかも人工雪の割合は80%・・。
年末から今年にかけてヨーロッパ各地では大雪に見舞われた。日本でもご存知の通り豪雪のニュースがひっきりなしだ。日本とは対照的に雪に恵まれないトリノ。しかしこれはトリノにとってめずらしくないらしい。トリノでは11月、12月、3月が雪が降りやすく、1月と2月は雪があまり降らないらしい。オリンピック協会では「問題ない」とコメントしているらしいが、80%が人工雪ならじゅうぶん問題なのでは?!日本の雪をぜひ分けて差し上げたいくらいだ。
競技種目
(7競技84種目)
日本語
英語
スキー
(アルペン、クロスカントリー、ジャンプ、ノルディック複合、フリースタイル、スノーボード)
Skiing
(Alpine Skiing, Cross Country Skiing, Freestyle Skiing, Nordic Combined, Ski Jumping, Snowboard)
スケート
(フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラック)
Skating
(Figure skating, Speed skating, Short Track Speed Skating)
バイアスロン
Biathlon
ボブスレー
(ボブスレー、スケルトン)
Bobsleigh
(Bobsleigh, Skeleton )
リュージュ
Luge
アイスホッケー
Ice Hockey
カーリング
Curling
日本代表選手(一部)
アルペン
佐々木明、皆川賢太郎、湯浅直樹、生田康宏、吉岡大輔、広井法代、星瑞枝、
関塚真美
クロスカントリー
恩田祐一
フリースタイルスキー/モーグル
上村愛子、里谷多英、伊藤みき、畑中みゆき、附田雄剛、上野修、尾崎快
スノーボード/ハーフパイプ
成田童夢、國母和宏、中井孝治、今井メロ(成田夢露)、山岡聡子、中島志保、
伏見知何子
スピードスケート(男子)
長島圭一郎、加藤条治、清水宏保、及川佑、今井裕介、中嶋敬春、牛山貴広、杉森輝大、宮崎今佐人、 安田直樹
スピードスケート(女子)
吉井小百合、大菅小百合、岡崎朋美、渡辺ゆかり、外ノ池亜希、田畑真紀、石野枝里子、大津広美、根本奈美、妹尾栄里子
フィギュアスケート
村主章枝、荒川静香、安藤美姫、高橋大輔、渡辺心/木戸章之
イギリス代表選手
ちなみに「トリノ」はイタリアでは「Torino」と書くが、英語では「Turin」と表記される。主将は「Captain」ではなく「Skip」(skipperの略とされる)
カーリング女子
Rhona Martin (skip) Lynn Cameron Debbie Knox Jackie Lockhart Kelly Wood
カーリング男子
David Murdoch (skip) Euan Byers Ewan MacDonald Warwick Smith Craig Wilson
フィギュアスケート
Sinead Kerr John Kerr
リュージュ
Mark Hatton Adam J Rosen
スピードスケート(ショートトラック)
Jonathan Eley Paul Stanley Sarah Lindsay Joanna Williams
スケルトン 1月20日発表予定
ボブスレー 1月23日発表予定
アルペンスキー 1月25日発表予定
バイアスロン 1月25日発表予定
スキー(フリースタイル) 1月25日発表予定
スノーボード 1月25日発表予定
イギリス代表注目選手
カーリングチーム代表選手のマーティン(Rhona Martin)は女子カーリングチームキャプテンを務める。ソルトレイクシティオリンピック出場者は彼女とデビー・ノックス(Debbie Knox)の2人だけである。
金メダル候補として挙げられるのが女子ボブスレーだが、注目は2005年世界選手権で銀メダルを獲得したジャッキー・デイビス(Jackie Davies)とニコラ・ミニチエーロ(Nicola Minichello)だ。この2人の出場はまだ確定していないが、1月23日に正式に発表されるものと見られる。
2002年のソルトレーク・オリンピック回転で3位に入ったアラン・バクスター(Alain Baxter)もオリンピック出場を狙っている。彼はソルトレークの際、IOCのドーピング・テストで禁止薬物のメタンフェタミンが検出され、3月21日銅メダルは剥奪されたという苦い経験がある。Scotsmanで"The Highlander"のニックネームで親しまれているバクスター。さて汚名返上なるか。 スキー代表選手は1月25日に発表される予定で、その中にはフィンレイ・ミケール(Finlay Mickel)、チェミー・アルコット(Chemmy Alcott )、アラン・バクスターの兄弟ノエル(Noel Baxter)、ジェームス・ロージンナー(James Leuzinger)、そして今回は選手生命に関わるくらいの大怪我を膝に負ってしまったロジャー・クルックシャンク(Roger Cruickshank)の出場が期待される。
日本人注目選手
主将:スピードスケート女子の岡崎朋美(34)=富士急
旗手:スピードスケート男子の加藤条治(20)=日本電産サンキョー
スノーボード
今年は成田童夢、今井メロの兄妹がオリンピック出場となり、大変な注目を集めている。ちなみに今井メロは成田夢露から改名。親権者の母親の苗字・今井で改める。2人の仲を聞かれると「兄妹の壁を越えたアスリート仲間なんです。兄妹よりもっと、絆が深いという意味で」と答えが返ってきたそうだ。多くのファンが見守る中、2人のやる気に期待がかかる。
スキー
好調を維持している35歳の岡部孝信(雪印)に表彰台の期待がかかる。岡部は13−15日に札幌で開催されたコンチネンタル杯で3連勝。ノーマルヒル(札幌五輪記念)、ラージヒル(HTB杯、STV杯)とも快勝。五輪代表組の中では飛距離、安定感だっぷりのエースの存在だ。第8戦で今季日本勢最高の4位に入り、W杯総合ランキングは日本勢最高の11位。五輪メダリストも夢じゃない。
長野五輪団体で金メダルを獲得後、スキー板のルール改正などから長期低迷。それを乗り越え、2大会ぶりの五輪でメダル候補に浮上した岡部を軸に、同じ雪印に所属し冬季五輪史上初の5大会連続出場となった原田雅彦(37)も「同じチームにいるし、いい刺激になっている」。他の企業に籍を置く葛西や伊東にもいい影響を与えそうだ。開幕まで1カ月を切り日増しに高まる期待。今回の改正によってようやく海外と互角の勝負ができるようになった日本チーム。スキージャンプではここ10年、日本つぶしが目的としか考えられないようなルール改正が繰り返されてきたが、今回は朗報かもしれない。 日本つぶしの最たるものは1998年、日本チームが金メダルを獲得した長野五輪直後に導入された「身長×146%以内ルール」だった。身長165cmの岡部孝信は4cmもスキー板を短くしなければならなくなり、身長180cmの選手、つまりヨーロッパの多くの選手たちは岡部よりも約20cmも長いスキー板を使用できることになった。スキージャンプの重要点はいかに浮力を得るかだろう。 いかにして浮力を得るか。ジャンプ競技の技術的なテーマはこの一点に尽きる。浮力を得るためにはスキー板が長いほうが有利。条件が同じであれば1cmで3〜5m、飛距離に差が出る。だから選手たちはスキー板に対して異常なほど敏感で、シーズン前に行われるスキーテストでは1cm単位、100g単位でちがいを感じわける。それほど繊細な感覚をかきまわされたのだから、日本チームの成績が低迷するのは当然すぎるほど当然のことだった。一方、海外選手は減量に着手もしたため、拒食症や精神不安定者も出てしまうなどで、今回のルール改訂が決定されたのだ。トリノ五輪のスキージャンプ代表入りを逃した船木和喜(30)=フィット=が、21、22日のW杯札幌大会(大倉山)でテストジャンパーを務めることが18日、分かった。長野五輪金メダリストの船木が、日本勢のメダル獲得のため、プライドを捨てて“後方支援”する。トリノ五輪出場を逃した船木が、日本勢のメダル獲得のために、金メダリストのプライドを捨てた。19歳でのW杯にデビューから11年。初めて国際大会でテストジャンパーを務める。テストジャンパーは試合開始前に、滑走路を整備することなどが主な役割で、通常、高校生、大学生らが務めている。3大会連続の五輪出場を逃し、12枠あるW杯メンバーからも漏れたとはいえ、金メダリストにふさわしい仕事ではない。それでも、迷いはなかった。「今回の大会で、岡部さんは優勝を狙えると思う。それを自分がサポートできればと思って選択した」すばらしい応援だ。
スピードスケート
トリノ五輪に出場するスピードスケート男子代表の加藤条治(日本電産サンキョー)、同女子代表の岡崎朋美(富士急)らが16日、五輪前哨戦の世界スプリント選手権(21、22日)が開かれるオランダ・ヘーレンフェインに向けて出発した。加藤は昨年11月に500メートルで世界新記録の34秒30をマークするなど、五輪シーズン前半に強さをアピール。初舞台に向け「金メダルに届く位置にいると思うので、きちんと狙っていきたい」と意欲を見せた。五輪出場4度目で日本選手団主将にも選ばれた岡崎。「リラックスしてできている」と前回までとの違いを強調し、「やることをやって、上位入賞を目指したい」と抱負を語った。
フィギュアスケート
浅田真央が残念ながら今回は年齢制限のため出場できないが、それにしてもトリノのフィギュアスケートは見所が多い。特に女性人は注目選手ばかりだ。安藤美姫(あんどうみき)もその一人。現役高校生でミキティの愛称で親しまれていることで有名だ。4回転をすると公言している彼女の活躍はみんなが期待を寄せている。五輪について「何か表現したい場の一つで、『競う』というより『魅せる』という思いが強い。(ソルトレークシティー)五輪は本当に空気が澄んでいて、そこ(五輪)に行かせていただくことに期待感がある」と語った村主 章枝(すぐりふみえ).。これだけ多くの試練を乗り越え、今大会では最高の演技を披露した村主だからこそ、五輪という大舞台で独自の世界を余すことなく表現し、世界中の人々の心を魅了する、新たな希望の道を歩んでいってくれることだろう。そしてもう一人は荒川静香(あらかわしずか)。どこまでも美を追求する荒川の女王奪回なるか。
また男子では最後までライバル織田信成と五輪代表を争った高橋大輔選手にも期待の声が寄せられている。
それにしても最近の日本人フィギュア選手にはびっくりだ。昔の日本人選手とは違い、顔は小さく、腕や足が長い。欧米選手も顔負けのフォームの美しさには圧倒される。
モーグル
里谷多英の4大会連続五輪出場が決まった。
SAJ内には、不祥事を起こした里谷の代表選出を疑問視する声も根強かったが、最終的には「五輪でメダル獲得の可能性がある選手を選ぶ」という本来の趣旨に沿った選出となった。 里谷は今季、W杯は2試合欠場し、第3戦は決勝に進めなかった。だが、エアを含めてその実力が十分なのは明らか。現場の高野弥寸志ヘッドコーチも里谷を推した。 男子も含めて代表の座を争う他の選手の力が及ばずモーグルの枠が一つ余ってしまった状況だった。上村を別にすれば日本勢の誰よりもメダルへの距離が近いとみられる里谷を外すとなれば、その理由を探す方が難しかった。 里谷の代表入りは上村にとっても好材料だろう。メダル候補が2人に増えることで周囲の注目が分散され、重圧は多少でも軽くなる。 「戦略的にメダル候補を複数そろえたい」とする村里敏彰競技本部長の狙い通りでもあった。
競技種目の起源
スキー&スノーボード
スキーは北欧地方で狩り用の履物として、生活の手段に紀元前から使われていた。ノルウェーのレエティの岩には、現在のスキー板に近いものを履いている狩人の絵が彫られていて、およそ4500年前のものといわれている。その後、スキーは戦争に利用され、すでに850年頃のノルウェー北部の戦争には、スキー部隊が登場し、オリンピックのスキーには、山を滑り降りる速さを競うアルペン、飛距離を競うジャンプ、丘陵や森林の中を走るクロスカントリー、クロスカントリーとジャンプを組み合わせたノルディック複合、斜面のコブを利用してジャンプしアクロバティックな技とスピードを競うフリースタイル、一枚板に横向きに乗り、ストックを使わずに滑り降りたりハーフパイプの中を振り子のように移動しながらトリックの難易度を競うスノーボードの6競技ができた。
スケート
スケートの起源は非常に古く、なんと石器時代までさかのぼるらしい。北ヨーロッパの穴居跡からは馬やトナカイなど、動物の骨で作られた滑走用具が見つかっているが、これは凍結した湖沼の移動や物を運ぶために使われていたと考えられている。1892年に国際スケート連盟(ISU)が発足し、その翌年からスピードスケート男子、1896年にはフィギュアスケートの世界選手権が行われるようになった。
バイアスロン
バイアスロンは、クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせた複合競技。「動」と「静」という相反する要素をバランスよく整えることが求められる過酷なスポーツだ。「バイアスロン」の語源は、ラテン語の「二つ」を意味する「bi(バイ)」に「競技」を意味する「athlon」をつけた言葉で、「2種目の競技」を意味している。バイアスロンの原形は、もともと北欧の人々がスキーを履き、銃を背負い、獲物を追って山野を走りまわっていた雪中の狩猟スタイルで、これが後に戦闘や森林警備隊の技術として用いられるようになった。競技としては、18世紀後半にスウェーデンとノルウェーの軍人が行ったのが始まりといわれており、その後1860年代になって、ノルウェーの市民が、それまでの狩猟や戦闘技術として用いていたことを、スポーツとして行うようになっていったらしい。
アイスホッケー
アイスホッケーの起源は諸説があるが、ルールが定められたのは1879年。カナダのモントリオールにあるマックギル大学の学生らがフィールドホッケーとラグビーを組み合わせた競技ルールを考案した。翌年には同大学でアイスホッケー部が誕生。発足当時のルールは9人制だったが、幾度かのルール改正に伴い、7人となり、最後には6人制に落ち着いた。
ボブスレー
「氷上のF1」と呼ばれるボブスレーとは、前方にハンドル、後方にブレーキを備えた鋼鉄のソリのことで、交通機関や木材の運搬用として用いられていたソリを競技用に改良したもの。独特な形状と機構を持つ専用のそりに乗ってその速度を競う競技。最高速度はなんと130〜140km/hに達するというから驚きだ。スイスのアルプス地方で生まれ、ヨーロッパの富裕層や冬山リゾート客の遊びとして発達したといわれている。1883年にサンモリッツで、イギリス人がトボガン(木製ソリ)をスポーツ化し、翌1884年からクレスタランという競技会を開き、冒険好きな人々の人気を集めた。1890年代に入って、さらにスリルを求める人々が鋼鉄製で舵と制動機の備わったソリをつくり、これを「ボブスレー」と命名したらしい。この名前の由来についてはさまざまな説があり、直線でのスピードが増加するにつれて選手が前後に振れる(=bob)ことからだという説もある。
リュージュ
「リュージュ」とは、フランス語で「木ゾリ」を意味し、ヨーロッパの積雪地方で1650年ごろから、重い荷物の運搬や冬のソリ遊びとして親しまれていた。スポーツとして最初に行われたのはスイスだといわれており、初めの頃は水で凍結させた坂を滑り降りていたが、直線の坂だけでは満足できなくなり、曲がりくねった雪の坂道を使って楽しむようになり、1879年にはスイスのダボスに初めて専用コースがつくられた。
カーリング
15世紀にスコットランドで発祥したとされその理詰めの試合展開から「氷上のチェス」とも呼ばれるカーリングは、髪の毛がカールするように投げられた丸い石がゆっくりと回転することから名付けられたといわれている。カーリングの起源には諸説あるものの、スコットランドで世界最古のカーリングストーンが発見されている。1998年の長野オリンピックで正式種目として初めて採用された。
20 Jan 2006 May
トリノオリンピック メダル数バトル! (BBCスポーツより)
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