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映画『SAYURI』の原作を読もう!

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『SAYURI』 (原題Memoirs of a Geisha) の原作を読もう!

 

 


2005年12月10日より劇場公開

まもなく話題の映画『SAYURI』が公開されますが、既に原作を読まれた方も多いのでは。原作は『Memoirs of a Geisha』(1997 by Arthur Golden)。映画の原題も小説と同じです。
私も、この本がアメリカやイギリスを始め、全世界でベストセラーとして大ヒットしていた1998〜99年頃に原作を読みました。(その当時は『ブリジットジョーンズの日記』も物凄く流行っていて、同時期に読んだのを覚えています。)
そもそも、芸者の世界に精通している日本人がどれくらいいるのでしょう。芸者さんは、京都祇園などの象徴として有名で、旅行に行った時なんかは一緒に写真を撮ってもらった経験のある方もいらっしゃると思います。ただ、お茶屋さんを訪ねたり、芸者さんの内面を垣間見る機会なんて一般人である私にとっては皆無で、彼女達の生活はまさに閉ざされた世界。一種の神秘的な世界ですらあります。日本人の私ですらそんな感じなのに、この本の作者はなんと外国人男性ときたらこれは読むしかない!この本を最初に手にしたときは、まさにそんな好奇心の塊でした。

原作の作者は、アメリカ人のArthur Golden(アーサー・ゴールデン)。1956年テネシー州に生まれたゴールデン氏は、ハーバード大学で日本芸術を専攻、更にコロンビア大学にて日本史のMAを取得。その後、日本で働いた経歴を持ちます。そして、元芸者のMineko Iwasakiさんと出会い、彼女の経験を元に小説を書き上げます。ゴールデン氏はこの小説を仕上げるまでに、なんと10年という歳月を費やしています。

小説の舞台は1929年。貧しい漁師町に生まれたChiyoは、9才という若さで遠く離れた京都祇園の置屋に売られてしまいます。

Chiyoは、生まれつきBlue-grayのとても不思議な目をしている魅惑的な少女。ChiyoはSayuriという芸名をもらい、いじめにも耐えながら厳しい修行をつみます。そんな厳しい生活の中、Sayuriは会長と呼ばれる男性(The Chairman)に救われ、その男性に淡い恋心を持ちます。やがて、Sayuriは美しく成長し、Mizuageと言われる儀式にかけられることに…。そして、時代は世界大戦へと…。
Sayuriと会長の運命的な出会い、そして再会は、日本のシンデレラ、又は足長おじさん的なストーリー展開です。
原作の英語もそれほど難しくないので、まだ本を読んでいない方は是非一度読んでみて下さい。

ちなみに、この小説の元となったとされるMineko Iwasaki(岩崎究香)さんは、小説の中で、人物を特定できる描写を行っていることにより数々の脅しや恐怖を味わった、又、芸者のイメージを著しく傷つけられたということから原作のアーサー・ゴールデン氏を契約違反と名誉毀損で訴えています。(その後、訴訟は示談により解決したようです。)
もっと時間のある方は、Mineko Iwasakiさんの『Geisha of Gion』(2002, with Rande Brown)も読んで見て下さい。これは、岩崎さんの自伝で、私は彼女はこの本で、芸者はProstituteではない(水揚げという儀式は無い)ということと、芸者とは芸に精通するプロフェッショナルであるということを伝えたかったのではないかと思います。彼女は芸の世界に自ら入ったと言います。確かに、最近、芸者に憧れ、親を説得し中学卒業後芸者の道に入った少女の特集をTVで見ました。昔はどうであれ、今はそうなのかもしれませんね。

さてさて、映画の方ですが、監督は『シカゴ』のロブ・マーシャル、製作はあのスティーブン・スピルバーグ。会長役には『The Last Samurai』でアカデミー助演男優賞にノミネートされた渡辺謙といった錚々たる顔ぶれ。
もう既にアカデミー賞の呼び声も高いそう。でもこの映画も原作同様、色々物議を醸しているようです。
女性メインキャストが中国人(Sayuri役にはチャン・ツィイー、ライバルのHatsumomoにはコン・リー、Mamehaは中国系マレーシア人ミシェル・ヨー)。日本との関係が微妙な中国では、自国の有名女優が、夜の世界の女性(それも日本の!)を演じているということで大非難が起こっているとか。(中国でも芸者のような職業が存在するらしく、中国人に取ってみれば芸者は少し蔑む存在なのかもしれません。)海外では作品の賞賛もさることながら、このような報じられ方もされています。
Yahoo US news(2005/11/7)
China Daily.com(2005/11/11)

私はチャン・ツィイーもミシェル・ヨーも好きですが、確かになぜ?という疑問が沸きました。
そもそも日本の花街をアメリカ人が書き、アメリカ人の手によってできた映画、もちろんせりふも英語、更にその主役は中国人!というこの構図もおかしな話なのかも知れません。タランティーノの『Kill Bill』といい、ソフィア・コッポラの『Lost in Translation』といい外国人が描く日本は誇張されていたり誤解だらけだったりということも多いですよね。でも、外国人だからこそ日本を客観的に捉え、日本人とは違う視点で描いてくれているという期待もあります。まずはどんな映画なのか見て見たいと思います!

 Tommie 8 Dec 2005


関連URL

SAYURIオフィシャルサイト(日本語)
劇場公開は12月10日(土)〜。日米同時公開




芸者(関東)/芸妓(関西)の卵が舞妓さんって知ってた??日本文化いろは辞典によくわかる記事が載っています

※岩崎究香(いわさきみねこ)さんの漢字を改名前の岩崎峰子さんと表記しておりました。岩崎さんは2005年に改名されました。お詫びして訂正いたします。(19/12/2005)

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映画がどこまで原作に忠実なのかも見もの。
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5歳で芸者の道を選らんで6歳から数々の芸の修行を積んだ岩崎さんにより始めて語られる芸者の世界。芸者時代の岩崎さんの美しさといったら!!イギリスのチャールズ皇太子もお持て成ししたことがあるとか!
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