「新世紀UK最初で最高の新人」というキャッチフレーズで売り出されたロンドン出身の4人組。
メンバーはソム・ウォードナー(Vo&G)、セス・テイラー(G)キャロリン・バニスター(B)ラヴィ(Dr)で、ボーカルを担当しているスリランカ出身のソムは充分なカリスマ性を備えている。
本人達も公言している事だがアメリカのグランジ系(オルタナティブ・ロック)の代名詞でもあるニルヴァーナに大きな影響を受けており、サウンドの面で他のイギリスのバンド達とは一線を画している。とは言ってもニルヴァーナに凄く似ている訳でもなければUKらしさが無い訳でもない。爆音で激しい音なのに暴力性がなくむしろ美しいとも言えるギター、ポップで爽快なメロディーとブリット・ポップの特徴ともいえる哀愁漂うメロディー、そしてそれを表現するソムの感情豊かで激しくそして美しい声・・と、あらゆるものが絶妙なバランスで共存している。このバランスが少しでも崩れたら中途半端でカッコ悪い音楽になりかねないがこのバンドはそんな危険性を感じさせないほど上手くバランスが取れている。
1998年に同じ大学に通うソムとラヴィがエンジニアリングの勉強をしていた友人に課題の為のデモテープの作成を依頼されたのが全ての始まりで、その後インディレーベルから出した1枚のシングル「Always:
Your Way」と僅か11回のライブでレコード会社との契約を果たす。2000年に3枚のシングルを発表、そして2001年にファーストアルバム「finelines」をリリース。しかしその後アルバムからのシングルカットはあったが新曲のリリースはない。(レーベルとの問題でCDがリリース出来ない状況にあるらしいが詳しい事は不明)
代表曲
「Losing Touch」
「Cemented Shoes」
「Pieces」
「Always :your way」
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