第2のビートルズと例えられる事もある。お騒がせ兄弟として有名なノエル・ギャラガー(G&Vo)とリアム・ギャラガー(Vo)が中心の4人編成(デビュー当時は5人)で、メロディアスでキャッチーな楽曲からは想像しにくいがメディアを使った暴言、酔っ払っては警察沙汰、ツアー先では大暴れしホテル側から出入り禁止処分になるなど今どき珍しいロックンロールなお騒がせバンド。
同じ90年代ブリット・ポップの代表格として何かと比較される事が多いBLUR(ブラー)とは犬猿の仲で、何かあるにつけ衝突、その論争は「階級」問題までに発展し社会現象となったのは日本でも有名な話である。
オアシスは1994年4月にファーストシングル
「SUPERSONIC」でデビューし、同曲を含んだファーストアルバム「DEFINITELY
MAYBE」(邦題オアシス)は全英1位を獲得するなど新人とは思えない好調なスタートを切る。そしてその後リリースしたシングルは軒並みチャート入りし、95年のセカンド・アルバム「(What's
The Story) Morning Glory?」でその人気は不動の物となる。このアルバムはアメリカでも4位にチャートインし、シングルカットされた「WONDERWALL」は翌年のグラミー賞にもノミネートされるほどの大ヒットとなった。
ちなみにこの曲はノエルが前妻であるメグ・マシューズに捧げたラブソングで、彼女との離婚をきっかけに封印宣言、それ以来ライブで歌われる事がなくなっていたが最近はノエル自身がボーカルをとりアコースティックバージョンで歌われている様だ。
昔に比べてやりたい放題の不良バンドは少なくなり、表向きは「優等生」が多くなった今の時代、ふてぶてしい態度で何かと騒動を巻き起こす問題児バンドではあるが彼らはそれだけ生きる事全てにおいて正直なのではないだろうか。
代表曲
「WHATEVER」
「WONDERWALL」
「ROLL WITH IT」
「DON’T LOOK BACK IN ANGER」など
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