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とても身近な「イギリス」文化

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消しゴムはイギリス人の発明



突然ですがクイズです。
消しゴムが無い時代、いったい鉛筆で書いた文字は何を使って消していたでしょうか?

1、 靴底
2、 パン
3、 米
4、 えんぴつで塗りつぶす

さて、わかりましたか?
ヒントは、リサイクル、そしてヨーロッパの食文化です。
もうお分かりですね?正解は2番のパンです。
なんと、消しゴムのない時代はパンで鉛筆の文字を消していたということです。
もちろん、食べ物があり余っているような時代ではないので、鉛筆で書いた文字を消すためだけにパンが製造されていた訳ではなく、字を消すために使用されたパンは、固くなって売れ残ったパンだったそうです。

消しゴムが存在する前、字を消すパンのことを「消しパン」、食事のためのパンを「食パン」と呼んでいました。
今でもその名残がのこっていて、わざわざ食べれるパンなのに「食パン」なんていいますよね。
いまでも、デザイン系の学校では、食パンをデッサンのために用いることもあるようです。

さて18世紀の後半、このパンで鉛筆の文字を消すという習慣にピリオドがうたれました。
イギリスの化学者が天然ゴムで鉛筆の字が消せることを発見したのです。
その発見の2年後、イギリスで世界最初の「消しゴム」が発売されました。
以後、消しゴムは、世界で広く使われることとなりました。
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